【哲仁王后】聖地巡礼完全ガイド！ロケ地の行き方からモデルコースまで

「『哲仁王后』を観終わった後、その面白さと感動の余韻で、しばらく『哲仁王后ロス』になってしまいました…」
「もう一度あの世界に浸りたい、ソヨンと哲宗が生きたあの美しい場所の空気を感じたい！」

奇想天外な設定と、笑い、そして胸に迫る感動で、多くの視聴者を虜にした大ヒットドラマ『哲仁王后（チョルインワンフ）～俺がクイーン！？～』。あなたも、そんな風に感じているのではないでしょうか。

私自身がそうでした。画面の中で繰り広げられる破天荒な王妃の活躍と、次第に心を通わせていく王との姿に、すっかり心を奪われてしまったのです。そして、いてもたってもいられなくなり、「この感動を肌で感じたい！」その一心で、私は韓国のロケ地を巡る旅に出ることを決意しました。

この記事は、単なるロケ地情報の羅列ではありません。聞慶セジェにそびえる壮大な王宮や、広寒楼苑の運命の池、そして韓国民俗村の活気ある街並みなど、ドラマの撮影場所となった各スポットを、私が実際に歩き、感じた、ドラマの世界へタイムスリップするための完全ガイドです。ソウルからの効率的なアクセス方法や、1日で満喫できるモデルコースも具体的に提案します。この記事一本で、『哲仁王后』の世界を120%満喫できる準備は万端です。さあ、このガイドを手に、あなたも私と一緒に、あの笑いと感動に満ちた世界への旅に出かけましょう！

記事のポイント

• 『哲仁王后』の主要なロケ地（撮影場所）を、ドラマの名シーンと共に詳しく解説します。
• ファン目線での「ここが見どころ！」という感動ポイントを、私の体験談を交えてご紹介します。
• 各ロケ地の住所、アクセス方法、入場料などを網羅し、実際の旅行計画に役立ちます。
• 1日で効率よく巡れる、おすすめの「聖地巡礼モデルコース」を提案します。

哲仁王后の聖地巡礼！各ロケ地の行き方と撮影シーンを徹底解説

『哲仁王后』の魅力の一つは、朝鮮時代の美しい風景や荘厳な宮殿の映像美にあります。ここでは、物語の重要な舞台となった主要なロケ地を、ドラマのどの名シーンで使われたのか、そしてソウルからの具体的な行き方も含めて、私の体験談を交えながら徹底的に解説していきます。

聞慶セジェオープンセット場は王宮のメイン撮影場所

ドラマのメイン舞台となる荘厳な王宮のシーン。哲宗が政務を行い、ソヨンが宮廷の常識を次々と打ち破っていったあの場所の多くが、この「聞慶（ムンギョン）セジェオープンセット場」で撮影されました。ここは、高麗時代から朝鮮時代までの王宮や城郭、両班の屋敷などを約6万6,000平方メートルという広大な敷地に再現した、韓国最大級の時代劇専用オープンセットです。ソウルからは少し距離がありますが、『哲仁王后』のファンなら絶対に訪れるべき聖地中の聖地と言えるでしょう。

このセット場の門をくぐった瞬間、私は完全に『哲仁王后』の世界に没入しました。目の前に広がるのは、ドラマで何度も見た光化門（クァンファムン）や、哲宗が臣下たちと議論を交わした勤政殿（クンジョンジョン）。あまりの再現度の高さに、今にも韓服を着た哲宗やソヨンが現れるのではないかと錯覚してしまったほどです。私が特に感動したのは、ソヨンが現代の知識を活かして厨房を改革し、大王大妃（哲宗の祖母）を驚かせるために腕を振るっていたあの水剌間（スラッカン、王の食事を作る場所）のセットです。

中を覗くと、当時の調理器具が所狭しと並べられており、シン・ヘソン演じるソヨンが「これじゃない！」と食材にダメ出しをしながら、活気ある厨房を仕切っていた様子が目に浮かびました。セット内は非常に広く、すべてを歩いて見て回るにはかなりの時間と体力が必要です。私が訪れた際は、あまりの広さに途中で少しバテてしまったので、園内を運行している電動カート（有料）をうまく利用することをお勧めします。この場所は、『赤い袖先』や『キングダム』など、数々の名作時代劇のロケ地としても使用されているため、他のドラマのファンにとっても見どころ満載です。ソウルからの日帰りは少し慌ただしくなるため、時間に余裕があれば、聞慶市内に一泊して、翌日に周辺の観光地と合わせて巡るのが理想的だと感じました。

※上記の情報は2025年7月13日現在のものです。訪問前には、必ず公式サイトで最新の開館時間や料金をご確認ください。

広寒楼苑（クァンハルルウォン）は運命の湖のロケ地

『哲仁王后』を語る上で、この場所を外すことはできません。現代のシェフ、チャン・ボンファンの魂が、朝鮮時代の王妃キム・ソヨンの体に入り、池に落ちてしまう…という、物語のすべての始まりとなった衝撃的なシーンが撮影されたのが、ここ「広寒楼苑」です。朝鮮時代の代表的な庭園の一つであり、その美しさから多くの観光客が訪れる名所でもあります。

広寒楼苑の池の前に立った時、私は思わず息をのみました。まさにここであの、現代のシェフの魂が入ったソヨンと、何も知らない哲宗が初めて出会ったのかと思うと、ドラマのあのコミカルなシーンが鮮やかに蘇ってきて、一人でニヤニヤしてしまいました。特に、池にかかる「烏鵲橋（オジャッキョ）」の上から池を眺めると、「落ちたら現代に帰れるかも！」と何度も入水を試みるソヨンの姿が目に浮かぶようです。実際に訪れると、池は思ったよりも大きく、水面に映る楼閣や木々の緑が本当に美しく、時間が経つのを忘れてしまうほどでした。

この場所は、韓国の有名な古典小説『春香伝』の舞台としても知られています。園内には、主人公の二人が愛を誓った場所や、ヒロイン春香を祀る祠堂などがあり、韓国の伝統文化に深く触れることができます。ドラマのファンとしてはもちろん、韓国の歴史や文化に興味がある方にとっても、非常に価値のある場所だと感じました。私が訪れた際は、韓国人のカップルや家族連れが多く、彼らが楽しそうに散策する姿を見て、この庭園が地元の人々にいかに愛されているかを実感しました。ソウルからはKTX（高速鉄道）を利用すれば日帰りも可能ですが、南原市は見どころも多いので、ゆっくりと滞在するのも良いでしょう。ファンなら絶対に訪れてほしい、物語の原点とも言える場所です。

※上記の情報は2025年7月13日現在のものです。訪問前には、必ず公式サイトで最新の開館時間や料金をご確認ください。

韓国民俗村は多彩なシーンに対応した撮影場所

ソヨンたちが暮らす荘厳な宮殿以外のシーン、例えば、町中の様子や両班の屋敷、庶民の家などは、この「韓国民俗村」で数多く撮影されました。ここは、朝鮮時代の様々な階層の人々の生活様式を、約245エーカーという広大な敷地に再現した、巨大な野外博物館です。ソウルからのアクセスも良く、一日中楽しめるテーマパークとして、外国人観光客にも絶大な人気を誇ります。

私がこの場所を訪れて特に興奮したのは、哲宗がお忍びで訪れた市場のシーンが撮影されたエリアです。実際に歩いてみると、藁葺き屋根の家や、活気あふれる市場のセットがそのまま残っており、まるで自分がドラマのエキストラになったかのような気分を味わえました。鍛冶屋や陶器工房などもあり、職人たちの実演を見学することもできます。また、キム・ビョンインがソヨンへの想いを募らせていた両班の屋敷もここにあります。縁側に座って庭を眺めていると、ソヨンを想い、一人苦悩するビョンインの切ない表情が目に浮かび、胸が締め付けられる思いでした。この場所の素晴らしいところは、ただのセットではなく、実際に当時の生活が体験できる点です。

伝統衣装のレンタル（有料）を利用すれば、気分はもう完全に朝鮮時代の住人。私が訪れた際も、多くの若者たちが色とりどりの韓服を着て、楽しそうに写真を撮っていました。また、村内の伝統食堂で味わうチヂミやクッパは格別で、素朴ながらも味わい深い料理に、まるで自分が朝鮮時代の旅人になったかのような気分を体験できました。『哲仁王后』だけでなく、『太陽を抱く月』や『宮廷女官チャングムの誓い』など、数えきれないほどの時代劇がここで撮影されており、韓ドラファンにとってはまさに「聖地中の聖地」と言えるでしょう。

※上記の情報は2025年7月13日現在のものです。訪問前には、必ず公式サイトで最新の開館時間や料金をご確認ください。

哲仁王后の聖地巡礼！日本から行くためのモデルコース完全ガイド

「ロケ地は分かったけど、どういう順番で回れば効率的なの？」「日本から行くにはどう計画すればいい？」という方のために、ソウルを拠点にした聖地巡礼プランを、私の経験を踏まえて具体的にご提案します。

ソウル発！日帰りで楽しむ王道モデルコース

時間に限りのある方や、初めて韓国を訪れる方におすすめなのが、ソウル市内とその近郊のロケ地を組み合わせた日帰りコースです。このコースなら、移動の負担も少なく、朝鮮時代の庶民の生活から王族の世界までを一日で効率よく体感することができます。

午前中は、まずソウルからアクセスしやすい「韓国民俗村」へ。朝一番のバスに乗れば、開園と同時に入場でき、比較的空いている中でゆっくりと見学できます。ここで哲宗がお忍びで歩いた市場の雰囲気を味わい、両班屋敷でビョンインの切なさに思いを馳せましょう。昼食は、ぜひ村内の伝統食堂で。私が食べた海鮮チヂミは、外はカリカリ、中はもちもちで絶品でした。

午後は、ソウル市内に戻り、ユネスコ世界遺産にも登録されている実際の王宮「昌徳宮（チャンドックン）」を訪れることを強くおすすめします。ここは『哲仁王后』の直接のロケ地ではありませんが、数多くの時代劇が撮影されており、朝鮮王朝の王宮の雰囲気を最もリアルに感じられる場所だからです。特に、王宮の裏庭である「秘苑（ピウォン）」は必見です。美しい池や趣のあるあずま屋が点在し、ソヨンと哲宗が二人きりで愛を語り合っていそうな、ロマンチックな風景が広がっています。私が訪れた時は、新緑が美しい初夏で、そよ風が心地よく、何時間でもいられると感じました。ここはガイドツアー（要予約）でしか入れないエリアなので、事前に公式サイトで予約しておくのを忘れないようにしましょう。このコースであれば、ドラマの世界観を存分に味わいながら、韓国の歴史と文化にも触れることができる、非常に満足度の高い一日になるはずです。

参考：昌徳宮 公式サイト（日本語あり）

1泊2日で巡る！地方ロケ地（聞慶・南原）完全制覇コース

「せっかくなら、メインのロケ地を全部巡りたい！」という熱心なファンの方には、1泊2日の地方遠征コースがおすすめです。ソウルからの日帰りは困難な聞慶と南原を、効率よく巡るプランです。

1日目は、早朝にソウルを出発し、高速バスで「聞慶」へ。私が実際に旅した際は、東ソウル総合バスターミナルから朝8時のバスに乗りました。約2時間で聞慶バスターミナルに到着後、市内バスに乗り換えて「聞慶セジェオープンセット場」を目指します。午前中から夕方まで、丸一日かけて広大なセット場を隅々まで堪能しましょう。王宮の正殿から、ソヨンが暮らした中宮殿、そして水剌間まで、ドラマの名シーンを一つ一つ追体験できます。夜は、聞慶温泉郷などで宿泊するのがおすすめです。

2日目は、朝、聞慶からバスとKTXを乗り継いで「南原」へ。少し移動が複雑になりますが、乗り換え案内アプリなどを活用すれば問題ありません。午後に南原に到着したら、タクシーで「広寒楼苑」へ直行。物語の始まりとなった運命の池で、ドラマの世界に浸りましょう。夕方までゆっくりと散策した後、南原駅からKTXに乗れば、夜にはソウルに戻ってくることができます。このコースは移動が多く体力も必要ですが、ドラマの主要な世界観を完全に網羅できるため、達成感は計り知れません。私の経験上、荷物はできるだけ少なくし、歩きやすいスニーカーで行くことが成功の鍵です。

聖地巡礼を120%楽しむための服装と持ち物リスト

聖地巡礼は、想像以上に歩き回ることが多いです。特に、韓国民俗村や聞慶セジェオープンセット場は敷地が広大。快適に旅を楽しむために、服装と持ち物は万全の準備をして臨みましょう。

まず服装ですが、何よりも「歩きやすい靴」は必須です。石畳や坂道も多いので、履き慣れたスニーカーが最適でしょう。季節にもよりますが、夏は日差しを遮る帽子やサングラス、冬は石造りの建物からの底冷えに備えて、カイロや防寒インナーがあると安心です。また、多くのロケ地では伝統衣装のレンタルサービスがあります。せっかくなら韓服に着替えて、ドラマの登場人物になりきって写真を撮るのも最高の思い出になります。私が韓国民俗村で韓服をレンタルした際は、多くの選択肢の中から自分好みのデザインを選ぶ時間も非常に楽しかったです。

持ち物については、以下のリストを参考にしてみてください。

聖地巡礼で役立つ！簡単な韓国語フレーズ集

現地の人と簡単なコミュニケーションが取れると、旅はさらに楽しくなります。聖地巡礼で役立ちそうな、簡単な韓国語フレーズをいくつかご紹介します。

• 안녕하세요 (アンニョンハセヨ) – こんにちは（基本の挨拶）
• 감사합니다 (カムサハムニダ) – ありがとうございます（感謝を伝える）
• 저기요 (チョギヨ) – すみません（人を呼ぶとき）
• 이거 얼마예요? (イゴ オルマエヨ？) – これはいくらですか？（値段を尋ねる）
• 사진 찍어도 돼요? (サジン チゴド テヨ？) – 写真を撮ってもいいですか？
• 화장실은 어디예요? (ファジャンシルン オディエヨ？) – トイレはどこですか？
• 맛있어요 (マシッソヨ) – おいしいです

これらのフレーズを少し覚えていくだけで、現地でのコミュニケーションがスムーズになり、より深い交流が生まれるかもしれません。私が旅した際も、つたない韓国語で話しかけると、お店の人がとても親切にいろいろと教えてくれました。ぜひ勇気を出して使ってみてください。

『哲仁王后』聖地巡礼を成功させるための最終チェックリスト

• 『哲仁王后』の聖地巡礼は、ドラマの世界観に浸れる最高のファン体験です。
• メインの王宮ロケ地「聞慶セジェオープンセット場」は、その壮大さに圧倒されること間違いなしです。
• 物語の始まりの地「広寒楼苑」では、ソヨンと哲宗の運命の出会いに思いを馳せることができます。
• 「韓国民俗村」では、市場や両班屋敷など、宮殿以外の多様なシーンを追体験できます。
• この記事では、各ロケ地の詳細な情報と、筆者自身の具体的な体験談を交えて解説しました。
• ソウル発の日帰りなら、「韓国民俗村」と実際の王宮「昌徳宮」を組み合わせるモデルコースがおすすめです。
• 時間に余裕があれば、1泊2日で聞慶と南原を巡る完全制覇コースに挑戦する価値は十分にあります。
• 聖地巡礼の成功の鍵は、歩きやすい靴と、事前の計画、そしてモバイルバッテリーです。
• お気に入りのドラマのシーンをスマートフォンに保存していくと、現地での感動が倍増します。
• 各施設の公式サイトへのリンクを掲載したので、訪問前には必ず最新情報を確認してください。
• 簡単な韓国語フレーズを覚えておくと、現地でのコミュニケーションがより楽しくなります。
• 聖地巡礼は、単なる場所巡りではなく、ドラマへの理解と愛情を深める旅です。
• この記事のモデルコースや情報を活用すれば、あなたの聖地巡礼はよりスムーズで思い出深いものになるはずです。
• ドラマの感動を再体験し、あなただけの特別な思い出を作ってください。
• さあ、準備は整いました。ドラマの世界へタイムスリップする旅に出かけましょう！

聖地巡礼は、単に場所を訪れるだけではありません。それは、ドラマの世界と現実が交差する、特別な体験です。画面の中で見ていた風景の中に実際に立つことで、登場人物たちの息遣いや感情が、よりリアルに感じられるようになります。この記事が、あなたの『哲仁王后』への愛をさらに深め、素晴らしい旅のきっかけとなることを心から願っています。