韓国ドラマ時代劇を観る順番ガイド【完全版】時系列マップで歴史の流れが面白いほどわかる!

韓国ドラマ時代劇
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「韓国の時代劇ドラマ、面白そうだけど数が多すぎてどれから見ればいいの?」
「『トンイ』と『イ・サン』ってどっちが先?登場人物の関係がごちゃごちゃで…」

壮大なスケールと重厚な人間ドラマが魅力の韓国時代劇。一度ハマると抜け出せない面白さがありますが、その一方で、多くの初心者が「見る順番」の壁にぶつかります。

何を隠そう、私自身もそうでした。気になった作品をバラバラに見ていた結果、歴史の流れが全くつかめず、「この王様、さっきのドラマでは英雄だったのに、今回は悪役?」と混乱することもしばしば。せっかくの面白さを半減させてしまっていたのです。

しかし、ある時「歴史の時系列順」にドラマを観るという方法を試したところ、世界が一変しました。一つ一つの物語が繋がり、点と点が線になる感覚――まるで壮大な歴史ドキュメンタリーを観ているかのような深い感動を味わえたのです。

この記事では、そんな私の失敗と成功の経験を基に、韓国時代劇の面白さを10倍にする「最強の視聴順ガイド」を、独自の時系列マップと共にご紹介します。

この記事を読めば、あなたは以下のことが明確にわかります。

  • 三国時代から朝鮮王朝末期まで、どのドラマをどの順番で見ればいいかが一目瞭然。
  • 各ドラマのあらすじと見どころを、ファン目線の具体的な感想と共に理解できます。
  • ドラマとドラマの間の「歴史の繋がり」がわかり、物語の背景が深く理解できます。

もう、どの作品から見るべきか悩む必要はありません。このガイドを手に、韓国時代劇という壮大な歴史の旅へ、私と一緒に漕ぎ出しましょう。

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韓国時代劇・時系列マップ【全体像】

まずは全体像を掴みましょう。韓国の歴史は、大きく分けると以下のようになります。この流れに沿ってドラマを観ていくのがおすすめです。

    1. 三国時代(~676年): 高句麗・百済・新羅が覇権を争った時代。
    2. 統一新羅・渤海時代(676年~935年): 新羅が三国を統一し、北では高句麗の遺民が渤海を建国した時代。
    3. 高麗時代(918年~1392年): 王建が建国。武臣政権やモンゴル帝国との戦いなど、激動の時代。
    4. 朝鮮王朝時代(1392年~1910年): 李成桂が建国。最も多くのドラマの舞台となる、約500年続いた王朝。

【① 三国時代】英雄たちの激闘と建国の物語

古代の朝鮮半島で、高句麗・百済・新羅の三国が激しい火花を散らした時代。建国の英雄たちの物語は、神話的な要素も多く、ロマンと情熱に溢れています。

『朱蒙(チュモン)』(紀元前108年頃~)

  • 時代のポイント: 高句麗の建国
  • あらすじをサクッと要約: 軟弱な王子と見られていた朱蒙が、数々の試練を乗り越え、失われた国「古朝鮮」の民を率いて新たな国「高句麗」を建国するまでを描く、壮大な英雄一代記です。
  • ここを見て!著者の感想:
    何と言っても、朱蒙の成長物語が胸を熱くさせます。特に、私が心を掴まれたのは、彼を支える女性ソソノの強さと賢さ。朱蒙が理想を追い求める一方で、現実的な策略で彼を支える姿は、現代のビジネスパートナーのようでもあり、彼女なくして高句麗の建国はなかったと断言できます。81話と長編ですが、見始めると止まらなくなること間違いなしの、まさに「韓国時代劇の原点」です。

『善徳女王』(632年~660年頃)

  • 時代のポイント: 新羅初の女王の誕生と三国統一の礎
  • あらすじをサクッと要約: 「王の子供が双子だと王家の血筋が途絶える」という不吉な予言により、王女でありながら宮殿を追われたトンマン。彼女が過酷な運命に立ち向かい、新羅初の女王「善徳女王」となって国を治めるまでを描く物語です。
  • ここを見て!著者の感想:
    このドラマの魅力は、宿敵ミシルとの息もつかせぬ頭脳戦。武力ではなく、知略と人心掌握術で権力を争う女たちの戦いは、圧巻の一言です。私が特にシビれたのは、ミシルが言い放つ「天の時、地の利、人の和…だが、最も重要なのは“人”だ」というセリフ。彼女のカリスマと哲学には、敵役ながら惹きつけられるものがありました。
  • 時系列で見るからこその面白さ:
    『朱蒙』で描かれた高句麗の建国から約700年後、その高句麗と覇権を争う新羅の物語がこの『善徳女王』です。『朱蒙』の力強い男性的な英雄像に対し、女性がいかにして国を動かしたか、という対比で見ると、時代の変化を感じられて非常に興味深いです。

【② 統一新羅・渤海時代】統一国家の光と影

新羅が三国を統一した後の時代。北では高句麗の遺民が新たな国「渤海」を建国し、南北に国家が並び立つ時代です。

『大祚榮(テジョヨン)』(645年~719年頃)

  • 時代のポイント: 渤海の建国
  • あらすじをサクッと要約: 唐と新羅の連合軍によって祖国・高句麗を滅ぼされた武将、テ・ジョヨン。彼は、流民となった高句麗の民を率い、幾多の戦いを経て、北の地に新たな国「渤海」を建国します。
  • ここを見て!著者の感想:
    高句麗滅亡という絶望的な状況から、仲間と共に新たな国を創り上げるプロセスは、涙なしには見られません。特に、宿敵でありながらも互いを認め合う唐の将軍・薛仁貴との関係性が、このドラマに深みを与えています。国や民族を超えた男たちの絆に、胸が熱くなります。
  • 時系列で見るからこその面白さ:
    『善徳女王』のラストで描かれた新羅の三国統一。その裏で国を失った高句麗の民の無念と怒りが、この『大祚榮』の原動力になっています。『善徳女王』で勝利に沸く新羅を見た後にこのドラマを観ると、歴史は勝者の視点だけで語られるものではない、ということを痛感させられます。この2作はセットで観ることを強くお勧めします。

【③ 高麗時代】武人が台頭する激動の王朝

約500年続いた高麗王朝。貴族社会から武臣政権へ、そしてモンゴル帝国の支配と、非常に変化の激しい時代でした。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(940年代頃)

  • 時代のポイント: 高麗初期の皇位継承争い
  • あらすじをサクッと要約: 現代の女性が、ある日突然、高麗時代の少女の体で目覚めてしまうタイムスリップもの。彼女は、後に初代皇帝となるワン・ソをはじめとする8人の個性豊かな皇子たちと出会い、熾烈な皇位継承争いに巻き込まれていきます。
  • ここを見て!著者の感想:
    イケメン皇子たちがズラリと並ぶ眼福ドラマ…と侮るなかれ。物語後半の、愛憎渦巻くシリアスで切ない展開には、心をえぐられます。私が忘れられないのは、ワン・ソ皇子が顔の傷を隠す仮面を外すシーン。彼の孤独と悲しみが痛いほど伝わってきて、一気に彼を応援したくなりました。歴史の知識がなくても楽しめる、時代劇入門にぴったりの一作です。

【④ 朝鮮王朝時代】最も多くのドラマが生まれた500年の歴史

韓国時代劇のメインステージ。初代・太祖から最後の純宗まで、27人の王が国を治めた朝鮮王朝の歴史は、まさにドラマの宝庫です。

『トンイ』(1681年~1724年頃)

  • 時代のポイント: 19代王・粛宗の時代
  • あらすじをサクッと要約: 最も低い身分から王の側室となり、後の名君・英祖を産み育てた女性、トンイ(淑嬪崔氏)の波乱万丈の生涯を描くサクセスストーリーです。
  • ここを見て!著者の感想:
    このドラマの魅力は、なんといっても主人公トンイの聡明さと明るさ。どんな困難に直面しても、決して諦めずに真実を追い求める姿には、何度も勇気づけられました。**私が特に好きなのは、粛宗王とのコミカルで微笑ましいやり取り。王様と身分の低い女官という立場を超えた二人の絆は、見ていて本当に心が温かくなります。

『イ・サン』(1752年~1800年頃)

  • 時代のポイント: 22代王・正祖の時代
  • あらすじをサクッと要約: 父を謀殺され、常に命の危険に晒されながらも、幾多の困難を乗り越えて偉大な君主となった王、イ・サン(正祖)の生涯を描きます。
  • ここを見て!著者の感想:
    王としての苦悩と改革への情熱、そして幼馴染ソンヨンとの切ないロマンス。その全てが完璧なバランスで描かれた、まさに歴史ドラマの最高傑作です。特に、図画署(トファソ)で働くソンヨンとの身分違いの恋の行方には、毎回ハラハラさせられました。最終話のイ・サンのセリフは、涙なくしては見られません。
  • 時系列で見るからこその面白さ:
    『トンイ』の主人公トンイが産んだ息子が、後の21代王・英祖。そして、その英祖の孫が、この『イ・サン』の主人公です。つまり、『トンイ』はイ・サンのおばあちゃんの物語なのです!この関係性を知ってから観ると、ドラマ冒頭で描かれる英祖と幼いイ・サンのやり取りに、より深い感慨を覚えるはずです。「あのトンイの血が、この名君イ・サンに繋がっているのか…」と、歴史の壮大さに感動することでしょう。

まとめ

今回は、韓国時代劇を「時系列順」に観ることで、その面白さを最大限に引き出す方法をご紹介しました。

  • 三国時代から朝鮮王朝まで、歴史の流れを意識して観ることで、一つ一つの物語が繋がり、より深い感動を味わえます。
  • 『朱蒙』で高句麗の建国神話に触れ、『善徳女王』で新羅の台頭を見る。
  • そして、その新羅に滅ぼされた高句麗の遺民が建国する『大祚榮』へと繋げることで、歴史の光と影を体感できます。
  • 『トンイ』は、名君『イ・サン』のおばあちゃんの物語。この血の繋がりを知るだけで、ドラマの感動は何倍にも膨れ上がります。

もちろん、ここに挙げた以外にも名作はたくさんあります。しかし、まずはこのガイドを参考に、歴史の大きな川の流れに身を任せるようにドラマを観てみてください。きっと、あなたが今まで知らなかった、韓国時代劇の新たな扉が開かれるはずです。さあ、次はどの時代の物語を旅しますか?

 

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